42: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/04/12(土) 23:21:32.22 ID:3hARFItj0
私が3本目のエビフライを齧っていたら、不意に乃莉ちゃんが話しかけてきた。
乃莉「あ、そうだなずな、あのこと先輩達にも言った方がいいんじゃないの?」
43: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/04/12(土) 23:23:40.34 ID:3hARFItj0
なずな「あ、あの、両親が、東京に帰ってくるみたいなんです」
ゆの「えっ、ほんと!?」
沙英「良かったじゃない」
44: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/04/12(土) 23:25:29.73 ID:3hARFItj0
沙英「でも、きっと来年になったら新しい子も入ってくるだろうし」
沙英「それに宮子が1人いれば十分賑やかなんじゃない?」
宮子「うんうん、来年からはもっと騒がしくしないといけませんな」
45: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/04/12(土) 23:26:15.37 ID:3hARFItj0
私が夕ご飯を食べ終えたときには、他のみんなは既に食べ終わっていて思い思いにくつろいでいた。
宮子「おなかいっぱーい……」バタン
46: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/04/12(土) 23:26:52.86 ID:3hARFItj0
ヒロさんと連れ立ってリビングから出ると、キッチンは既にほとんど片付いていた。
作りながら調理器具を洗ったりもしていたみたい。結局洗うものはみんなの食器くらいしかなかった。
お料理がおいしいだけじゃなくて、こんなところにもちゃんと気配りができるなんて。
あらためてヒロさんの手際の良さを実感する。
47: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/04/12(土) 23:27:48.10 ID:3hARFItj0
なずな「私、もうちょっとお料理できるようになりたいです」
なずな「ヒロさんみたいに、っていうのは無理ですけど、せめて人並みには……」
ヒロ「だったら、ご両親が戻ってくるまで頑張ってみたら?」
48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/04/16(水) 22:47:47.71 ID:UegPpyHgo
見てるー
49: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/04/22(火) 22:25:45.71 ID:m5zmGWAm0
乃莉「それじゃ、私たちはそろそろ」
ゆの「ごちそうさまでした〜」
ヒロ「ゆのさんの作ったスープもおいしかったわよ」
50: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/04/22(火) 22:28:09.37 ID:m5zmGWAm0
ゆの「もう宮ちゃん、そろそろ部屋戻ろ?」ユサユサ
宮子「ゆのっち、あと一口……」
乃莉「あはは……私たちは先行ってましょうか」
51: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/04/22(火) 22:29:57.23 ID:m5zmGWAm0
沙英さんはちょっと待ってて、と言って部屋に入っていった。冬の夜の寒さに、私はコートの襟の中に首をうずめた。
1分もしないうちにドアが開き、部屋から沙英さんが出てきた。
沙英「ごめん、なずな」
52: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/04/22(火) 22:48:48.55 ID:m5zmGWAm0
そういえば、沙英さんのお部屋にお邪魔したことはほとんどない。
ご飯のときはヒロさんかゆのさんの部屋だし、皆で遊んだり絵をかいたり、ってときは宮子さんの部屋が多いし、
最近はこたつのある私の部屋にみんなが集まってくれる。
沙英さんのお部屋には、玄関先までなら何回もあるけど、上がったことなんて2回か3回くらい。
そう思っていると、沙英さんが部屋の電気をつけた。あちこちに散らばった本の山が目に入る。
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