過去ログ - 魔王をたおすっちゃ
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1: ◆rzGQJCFW/2[sage]
2014/03/05(水) 00:04:56.76 ID:PjMI+0lAO
なんか書こうか考えたが
思いつかねーので避難所で書いてたちんちくりんを

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2: ◆rzGQJCFW/2[sage]
2014/03/05(水) 00:12:04.77 ID:PjMI+0lAO
俺が魔王討伐を始めたのは、桜が咲き誇る、春の頃であった。

日も昇った朝方、母が優しい声で、深い眠りにつく俺を呼び起こした。

「ああああ、起きなさい」
以下略



3: ◆rzGQJCFW/2[sage]
2014/03/05(水) 00:20:12.67 ID:PjMI+0lAO
運命の日。その理由は、今日が俺の16歳の誕生日で、この国の成人を迎えたからだ。
そして、何より、俺が、勇者の血族だからだ。

そう、俺は今日から…
魔王討伐の旅に出なければならない
以下略



4: ◆rzGQJCFW/2[sage]
2014/03/05(水) 00:26:17.92 ID:PjMI+0lAO
準備を終えて、旅立とうとすると、母が、いってらっしゃい、体に気をつけてね。涙を浮かばせながら声をかけた。

「ああ、いってくる」

それが、俺たち親子が交わした……
以下略



5: ◆rzGQJCFW/2[sage]
2014/03/05(水) 00:40:39.39 ID:PjMI+0lAO
重苦しい城門を潜り抜け、城内に入ると、騎士団長を名乗る壮年の男に、 王の間へと案内された。

ー王の間ー

「おお、良くきた。勇者んんんんの息子」
以下略



6: ◆rzGQJCFW/2[sage]
2014/03/05(水) 00:56:44.79 ID:PjMI+0lAO
「新たな勇者の旅立ちの為に、微力ながらも餞別を用意した。受け取るがよい」

礼を言い、餞別を受ると、俺は城を後にした。

然し、勇者に対する一国の王の餞別が、100Gに鉄の剣。
以下略



7: ◆rzGQJCFW/2[sage]
2014/03/05(水) 01:13:38.58 ID:PjMI+0lAO
勇者の血族と言えども、所詮は、16の小僧。それに、別段、実績があるわけでも無い。
表面上は兎も角、本心は、魔王を倒せるとは思ってないだろう。

重要なのは、民の希望作りと、兵の士気向上の為に『勇者』が旅立つという事実だけ…

以下略



8: ◆rzGQJCFW/2[sage]
2014/03/05(水) 01:35:11.97 ID:PjMI+0lAO
故郷には帰らず、『勇者』を演じ、出来るだけ、長く旅を続けろという事か…… 命が果てるまでッ!

『冗談じゃない!俺は必ず故郷へ帰るッ!
そして、また…必ず母さんと暮らしてみせる!』

以下略



9:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/03/05(水) 01:59:28.53 ID:duBENE3eo
期待


10: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/05(水) 02:04:00.43 ID:PjMI+0lAO
この日の為に、欠かさず訓練をしてきた勇者にとって、近辺の魔物は相手にならない。
然し、一人旅には、限界がある。それを理解している勇者は、仲間を得る為、ある場所へと向かっていた。

ーハケンの酒場ー

以下略



11: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/05(水) 02:40:47.86 ID:PjMI+0lAO
一人目は女賢者。
煙草を吹かし、口数も少なく、一見、賢者とは思えない女性だ。

だが、旅を初めて直ぐに、賢者という実力者を得たのは幸運だ。

以下略



12:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/03/05(水) 02:45:09.74 ID:PjMI+0lAO
おぇぇぇ、超休憩っす


13: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/05(水) 15:45:54.13 ID:PjMI+0lAO
仲間達と共に討伐の旅を始めてから、しばらく経った、ある日の事。
俺達は、戦士の故郷の村へと、向かっていた。

「お母さんとお父さん、元気にしてるかな」

以下略



14: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/05(水) 16:07:25.11 ID:PjMI+0lAO
村へ着いた、俺たちが見たものは、荒れ果てた、村の姿だった…

「無事かもしれない。あんたの家はどこ?急ぐよ」

普段、無口な賢者が、放心する、戦士に喝を入れた
以下略



15: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/05(水) 16:35:32.77 ID:PjMI+0lAO
近隣のモンスターに襲われたのであろう、旅の途中に何度か遭遇した事がある。

親を呼ぶ、戦士の泣き声が、外にいる、俺たちにまで聴こえてきた。


以下略



16: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/05(水) 17:08:17.61 ID:PjMI+0lAO
しばらく経ち、戦士は落ち着きを取り戻した。

俺たちは、戦士の両親の墓を造り、村を後にした。


以下略



17: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/05(水) 18:47:45.40 ID:PjMI+0lAO
某ダンジョン。
勇者たちは、伝説の賢人の杖が眠る、ダンジョンに潜入していた。

「やっと着いたな」強靭なモンスターの集団に数多くの難解な罠
それらに、悪戦苦闘しながらも、俺たちは、最深部へと辿り着いた。


18: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/05(水) 19:01:18.41 ID:PjMI+0lAO
最深部の祭壇に、伝説の杖が祀ってあった。
杖へと近づくと、突然、頭の中に声が響いた。

『待て!』

以下略



19: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/05(水) 19:17:11.75 ID:PjMI+0lAO
賢人は、杖を得たいなら、賢者一人で祭壇に上がって来いと言ってきた。
「何かの試練か」賢者は了承し、一人、祭壇へ向かった。

祭壇へと続く階段の前で、突然、床が光り、何かが現れた。

以下略



20: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/05(水) 19:34:09.86 ID:PjMI+0lAO
ズタ袋を被った、筋骨隆々の男。見間違える訳がない。
あれは父だ。昔と全く…
(全く変わってないぞ…あれから、十年近く経ってるのに)

疑惑が俺の頭によぎった
以下略



21: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/05(水) 19:56:10.30 ID:PjMI+0lAO
「あの父は偽物なのか?」賢人に問いかける。
「本物ではない、然し、偽物とも言い切れない。あの男は人のトラウマが生み出す幻影だ」
賢人は、俺の問いに、そう答えた。

「トラウマか……なら、あの父は、俺が生み出した幻影って事か」
以下略



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