12:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/03/05(水) 02:45:09.74 ID:PjMI+0lAO
おぇぇぇ、超休憩っす
13: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/05(水) 15:45:54.13 ID:PjMI+0lAO
仲間達と共に討伐の旅を始めてから、しばらく経った、ある日の事。
俺達は、戦士の故郷の村へと、向かっていた。
「お母さんとお父さん、元気にしてるかな」
14: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/05(水) 16:07:25.11 ID:PjMI+0lAO
村へ着いた、俺たちが見たものは、荒れ果てた、村の姿だった…
「無事かもしれない。あんたの家はどこ?急ぐよ」
普段、無口な賢者が、放心する、戦士に喝を入れた
15: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/05(水) 16:35:32.77 ID:PjMI+0lAO
近隣のモンスターに襲われたのであろう、旅の途中に何度か遭遇した事がある。
親を呼ぶ、戦士の泣き声が、外にいる、俺たちにまで聴こえてきた。
16: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/05(水) 17:08:17.61 ID:PjMI+0lAO
しばらく経ち、戦士は落ち着きを取り戻した。
俺たちは、戦士の両親の墓を造り、村を後にした。
17: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/05(水) 18:47:45.40 ID:PjMI+0lAO
某ダンジョン。
勇者たちは、伝説の賢人の杖が眠る、ダンジョンに潜入していた。
「やっと着いたな」強靭なモンスターの集団に数多くの難解な罠
それらに、悪戦苦闘しながらも、俺たちは、最深部へと辿り着いた。
18: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/05(水) 19:01:18.41 ID:PjMI+0lAO
最深部の祭壇に、伝説の杖が祀ってあった。
杖へと近づくと、突然、頭の中に声が響いた。
『待て!』
19: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/05(水) 19:17:11.75 ID:PjMI+0lAO
賢人は、杖を得たいなら、賢者一人で祭壇に上がって来いと言ってきた。
「何かの試練か」賢者は了承し、一人、祭壇へ向かった。
祭壇へと続く階段の前で、突然、床が光り、何かが現れた。
20: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/05(水) 19:34:09.86 ID:PjMI+0lAO
ズタ袋を被った、筋骨隆々の男。見間違える訳がない。
あれは父だ。昔と全く…
(全く変わってないぞ…あれから、十年近く経ってるのに)
疑惑が俺の頭によぎった
21: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/05(水) 19:56:10.30 ID:PjMI+0lAO
「あの父は偽物なのか?」賢人に問いかける。
「本物ではない、然し、偽物とも言い切れない。あの男は人のトラウマが生み出す幻影だ」
賢人は、俺の問いに、そう答えた。
「トラウマか……なら、あの父は、俺が生み出した幻影って事か」
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