過去ログ - エドワード「賢者の石の手掛かりを探しに巨人の街へ行く」
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123:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/24(木) 23:20:14.48 ID:WAKgcG7J0
〜数年前〜

アメストリス東部 イシュヴァール


マスタング「…この殲滅戦、あとどれだけ続く」

ヒューズ「……さあな…」

ヒューズ「…」

ヒューズ「前にも言ったお前さんの『目』だが…」

ヒューズ「また刻々と酷くなってきてるな」

マスタング「……奪った命の数が違うよ」

マスタング「残酷なまでに私の錬金術は…戦場において有効が過ぎると言わざるを得ないよ、ヒューズ」

ヒューズ「『焔』…か」

マスタング「焼死する人間の有様は酷いものさ。銃殺される者と違い、死に間際の嘆きが耳に障って仕方がない」

ヒューズ「断末魔ってやつか。かもなあ」

ヒューズ「人は焼死の際、完全に死亡する前に余りの壮絶な苦痛に気を失うと聞く。息をしようにも肺に入ってくるのは煙に灼熱の炎。気管だの肺細胞だのがイカれて…」

マスタング「…、」

ヒューズ「と…、すまねえ」

ヒューズ「長く戦場に晒されていると、面白い話のネタも頭の中で枯葉みてえになっちまって、つまんねえ実用的な知識、現状に対する悲観、明日への不安だの、そんなもんばっかが口を付いて出てくる」

ヒューズ「戦場には一人くらい、軍医の他にも兵を精神的な面でケアを施す道化(クラウン)なんかがいてもいいと思うんだがどうだよ、ロイ」

マスタング「…ふん。そうだな」

マスタング「数少ない女性兵は戦場においてずばり『花』に相違ない」

ヒューズ「?」

マスタング「例えば彼女らを全員ミニスカで統一する政策でも推し進めたほうがよっぽど、兵の精神衛生上において良好な影響を及ぼすとは思わんかね」

ヒューズ「…」

ヒューズ「っはは、妙案だな」

ヒューズ「戦場には道化にミニスカ兵。こいつぁ愉快だ。ああこりゃあいい。ははは!」


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