過去ログ - エドワード「賢者の石の手掛かりを探しに巨人の街へ行く」
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124:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/24(木) 23:20:42.07 ID:WAKgcG7J0
ヒューズ「ま、何だ」

ヒューズ「お前さんは数多く敵を討ち、この戦場じゃあまさしく英雄みてえなもんだがな…」

マスタング「……英雄、か」

マスタング「この私がね…」

ヒューズ「そう呼ばれるに値する所以はそれだけじゃねえと俺は思う」

ヒューズ「敵を多くぶっ倒す以上にお前は、仲間を多く救ってる」

マスタング「…」

ヒューズ「そりゃ強いものにしかできねえことだ。優しい奴にしか成し得ないことだ」

ヒューズ「ロイ。お前の眼は、現状に対する悲観や明日への不安を見るためのものじゃないらしい」

ヒューズ「常に未来を見据え、それを掴み取るために、お前の眼はある」

ヒューズ「お前さんの『在り方』、戦い様、そして未来。これは強く、強く繋がってる」

ヒューズ「今の俺達は半ば理由も、自己に対する決意も曖昧なままに、ただ生き延びるべく、泣き叫び逃げ惑う敵を片っ端から薙ぎ倒して言ってるけどな」

ヒューズ「この正しいか正しくないかすら分からねえ現状も、ちゃんと明日に繋がってる」

マスタング「…」

ヒューズ「戦い続けてる限り、ちゃんとお前の望む未来は着々と近付いてきているよ」

ヒューズ「だから潰されてんじゃねえぞ、ロイ」

ヒューズ「そんな何かを諦めたような目をすんな。受け入れて、乗り越えろ」

ヒューズ「俺達人間は毎日を『生きてる』訳じゃねえ。『生き延びてる』んだよ」

ヒューズ「それを真に理解したとき、今この瞬間にも己を襲う理不尽だの何だのに、しっかり向き合うことができる」

ヒューズ「折れそうになったのならちったあ弱音でも吐け」

ヒューズ「お前さんは一人じゃない」

マスタング「…………ああ」

マスタング「ありがとう」

マスタング「少し楽になったよヒューズ」

ヒューズ「…ならいい」


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