過去ログ - 一夏「出会いが人を変えるというのなら――――――」
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294: ◆G4SP/HSOik[saga]
2014/03/12(水) 10:35:01.09 ID:nYyIS+0E0

副所長「さて、残り1分を切ったってところか」

副所長「第1試合としてはもっとバタバタして水面にボールがたくさん浮かんでいるのを想像していたけど、これまた予想外の展開になったな」

副所長「それと、みんな……、もう“千冬の弟”が水面下でどうなっているかなんて忘れちゃっているよね。悲しいかな悲しいかな……」

副所長「けど、随分慣れたものじゃないか、一夏よ?」


箒「あ、絶好のチャンスだ! えい!」ポイッ

ストン!

箒「やった! これで3点だ!」

鷹月「ああ……、躊躇っちゃった」

鷹月「(どうしよう? ここで私が3点入れないと、ここだけで勝敗を決めるわけじゃないから、6点全部入れないと多分勝ち抜けないよ……)」

鷹月「うぅ……」

箒「あ、どうした、鷹月さん?」

鷹月「私には無理そうだよ。篠ノ之さんが投げて」

鷹月「役に立てなくてごめんね」

箒「あ…………」

箒「いや! 私は鷹月さんを責めない! だから、思い切って投げてくれ! そのほうがせいせいする!」

鷹月「ありがとう、篠ノ之さん」ニコッ

箒「あ、いや、私の方こそ、組んでくれて、ありがとう」モジモジ


副所長「残り20秒……」


鷹月「それじゃ、投げるね?」

箒「ああ。思いっきりいけ!」

鷹月「…………ええーい!」ポイッ

周囲「エイ!」ポイポイ


使丁「意を決したかのように、それぞれが最後のチャンスとして一斉に投げたああああああ!」

担当官「さあ、どうなる?(神よ、箒ちゃんに味方し給え…………)」

副所長「今のところ、最高得点が3点。これ以上得点が上がることがあれば、後続に対して大きなプレッシャーとなるな」

副所長「ここが回を分けたことによる戦略の差よ。第1試合を選んだ連中は運がいいな」

副所長「(このことをきっかけにして、よく考えることをより多くの生徒が学ぶことを切に願う)」






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