過去ログ - 一夏「出会いが人を変えるというのなら――――――」
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71: ◆G4SP/HSOik[saga]
2014/03/07(金) 09:50:02.62 ID:esIQ1gOT0

セシリア「くっ……(話には聞いておりましたが、あの『甲龍』の衝撃砲『龍咆』は本当にどこに弾が飛んでくるのかまったくわかりませんわ!)」

セシリア「(しかも、後ろ向きでも撃てるということは射角は無限! 中距離での攻撃にも躊躇いが…………!)」

鈴「案外しぶといわね……(尻尾を巻いて逃げ出すのはわかってはいたけど、思っていた以上に『ブルー・ティアーズ』に対応しきれてない…………)」

鈴「(こんなのを撃破寸前にまで追い詰めた一夏は本当に凄いわね…………数々の対策や機動力があったおかげとはいえ、素直に尊敬しちゃう)」

鈴「(――――――背後を見せての『龍咆』による奇襲もダメ、――――――『双天牙月』の投擲もダメ)」

鈴「(なかなかやるじゃない……)」

セシリア「(しかし、こちらの機体の燃費はあちらの機体に劣るせいで、このままですと――――――!)」

セシリア「(いえ! ここは危険な賭けに打って出るのではなく、ジッとこらえてあちらと我慢勝負をあえてしますわ)」

セシリア「(こちらが刻一刻と不利となっていくことはわかっているはずですし、そこに慢心が生まれるはず…………!)」

鈴「(…………どうやらこの私と『甲龍』相手に我慢比べしようって気ね! いいわよ、受けて立つわ!)」


――――――

一夏「…………二人が何を考えているのか、俺にはさっぱりわからない」

一夏「けど、戦いにはペース配分っていうのがあるんだよな」

一夏「つまり、あの膠着状態は必死に相手の隙を窺っているってことはわかる」

一夏「そこから一気にラストスパートをかけようってことなんだろ?」

一夏「選択肢があるっていいよな。俺はよくわからないから突っ込むことしかできないけどさ」

――――――

使丁「さて、互いの動きがだいぶ鈍ってきたな」

使丁「そろそろこの試合の勝者と敗者が決定するというわけだ」

使丁「まだ10分も経っていないのに息切れするのを見ると、対戦競技者のスタミナ不足が否めないように感じられるが、」

使丁「競争競技は常に自分との戦いを強いられるが、対戦競技では自分だけではなく相手や周囲の環境などにも気を配らなければならない以上、」

使丁「使う神経の量も多いというわけで、アスリートとして劣っているというわけではない」

――――――


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