128:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/26(水) 07:08:49.22 ID:tbGW0px10
海未「私よりあの子に言うのが先では?」
ことり「……そうだよね。 でも、言ったら私の覚悟が揺らいじゃう気がして……」
海未「確かに穂乃果にはあなたを快く送り出すなんて器用なマネ、できないでしょうしね」
ことり「穂乃果ちゃんに行かないでって言われたら、私きっと頷いちゃう……。 だからね……もうどうしようもないって時になるまで、伝えずにいようと思うの」
海未「きっとショック受けますよ。 あの子も、あなた自身も」
ことり「でも私……挑戦してみたいんだ。 自分のやりたいことをこの手に?んで、」
ことり「そして必ず穂乃果ちゃんのことを迎えに来る」
海未「……」
海未「そうですか。 私は引き止めたりなどしませんよ。 大事な親友の人生をかけた一大決心なんですから」
ことり「ありがとう。 海未ちゃんならそう言ってくれると思ってたよ」
海未「でも勘違いしないでくださいね? 別に穂乃果を横取りしたいからあなたにいなくなってほしいわけではないですから。 むしろあの子を正々堂々と取り返すにはあなたがこちらにいる必要がありますし、だから…………」
海未「どうか風邪もひかず、元気で過ごしてくださいね。 帰ってくるの……待ってますから……グスッ」
ことり「海未ちゃん……泣かないで」
海未「……はい、はい……。 ごめんなさい、何年も会えなくなってしまうと考えたら目頭が熱くなってしまって……ごめんなさい。 泣くつもりはなかったのですが……涙が止まらなくって……」
ギュッ
海未「ことり……」
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