過去ログ - 【R18】妃宮千早「貴方達……恥を知りなさいっ!」
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128: ◆8x8z91r9YM[saga]
2014/03/22(土) 17:18:44.52 ID:xAPwkA6xo
妃宮千早「――ですが……だからと言って……此処で立ち止まっていてはいけません」

神近香織里「そうね。薫子にとっても、私や初音達にとっても辛い現実……でも私達以上に、千早は苦しんでいる筈よ」

皆瀬初音「当たり前ですけど……誰も薫子ちゃんを除け者にだなんて、思ってないですからね」

七々原薫子「……うん、分かってる……。でも突然過ぎて――少し、頭冷やしてくる……」

 薫子はそう言い残し、千早の病室を後にした。

妃宮千早「私がもっと、手際良くすれば良かったのですが……」

神近香織里「はいはい。薫子なら直ぐ元に戻るわよ。それより――立ち止まっている場合じゃないんでしょ?」

妃宮千早「そ、そうでしたね。では本題に――」

 千早と香織里、初音の三人は緋紗子と千早が追記作成した、問題手が記載しているプリントを見ながら解決方法を探り始めた。
 
 ――――――――――
 一、警察沙汰にするかどうか。
   (追記:問題点として、男性達に千早さんの学生手帳、身分証明書類が抜き取られている)
 ニ、何らかの身体的外傷を負っていた場合、学院生徒達に隠し通せるか。
   (追記;既に両足不全の為、隠し通す事は不可能)
 三、万が一、ニが知れた場合、学院内で事の内容を追求する者が居るかどうか。
 四、追記:一の追記から判断するに、男性達が千早さんに接近する可能性がある。
      この事により、他生徒に危害が及ぶ可能性があるかどうか。
 五、追記:一の追記および四から、警察または警備会社の学院警備を強化しなければならないかどうか。
      また学院生徒および学院側にどの様な、説明責任を行うかどうか。
 ――――――――――

皆瀬初音「結局、私達が協力出来る内容は――」

神近香織里「実質的に項目のニと三ぐらいね。ニに関しては事故とでもでっち上げておけば済む話よ」

皆瀬初音「そうですね。薫子ちゃんと香織里ちゃん……私の三人ならニを事故として広める事は容易いと思います」

妃宮千早「問題は三、でしょうか?」

神近香織里「そうね……極少数と言えど、千早や薫子、初音に反感を持っている生徒が居る事も確かよ」

妃宮千早「反感を持つ少数の生徒が裏で嗅ぎ回ると?」

神近香織里「そう言う事ね。厄介なのがそういう生徒は、新聞部や報道部に集まり易いと言うこと」

妃宮千早「だとしても、事故と処理すれば……不審に思わないのではないでしょうか?」

神近香織里「少し調べれば、記録にない事故だって分かるわよ」

皆瀬初音「そして四と五の事から、犯人の方々が捕まるまでの間、警察の方々も含めた厳重な警備体制となる筈です」

神近香織里「――ともなれば、どうして警備が強化されたのか? と疑問に思う生徒が出て来る筈よ。特に新聞部と報道部からね」

妃宮千早「そうですね……。それが原因で万が一、今回の事件が公になれば……学院側も公表を迫られるでしょうね」

皆瀬初音「――学院内で公表される程度なら……まだましです。万が一、外部に漏れた場合はマスメディアの方々が騒ぎ立てる可能性も――」

神近香織里「そうなれば、退学処分で済めば良い方……最悪、千早の家柄にまで問題が波及するわね」

妃宮千早「それ以前に部活動レベルの、新聞部と報道部にそれ程の調査力があるとは――」

神近香織里「それは希望的観測ね」


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