過去ログ - 【R18】妃宮千早「貴方達……恥を知りなさいっ!」
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131: ◆8x8z91r9YM[saga]
2014/03/22(土) 19:59:22.15 ID:xAPwkA6xo
度會史「――千……様。千早様――お……て下さい――」

妃宮千早「……んんぅ……文かい……?」

度會史「ご名答です。お休みの所、申し訳ありません」

 千早は壁に書けられている掛け時計に視線を向け、時刻を確認する。
 ――真夜中、午前二時を過ぎた頃だった。

妃宮千早「――って、史なんでこんな時間に!」

度會史「いえ、報告を千早様が仰っていたので……」

妃宮千早「いや……言ったけどさ。別にこんな時間に来なくても……まぁいいや。それでどうだったの?」

度會史「はい。お足気に到着し、車から降車しまして、玄関を靴を脱ぎ――」

妃宮千早「――ねぇ、史? その説明じゃ物凄く長くなるよね?」

度會史「六時間程度の長編映画並には長くなります」

妃宮千早「はぁ……じゃあ、過程の一部分と結論だけ言って」

 史は千早に今日の出来事で、重要な部分を説明し始める。
 本日、史が屋敷に呼び出されたのは、予想通り大婆さまと度會家一堂が会した、処遇会議であった。
 当初は史の御門家での侍女を解任、及び正式決定が下るまでの間、謹慎処分と言うのが賛成多数で可決され様としていたが――。
 だが、同席していた妙子の説得の甲斐もあり、解任に関しては取り下げられる。
 最終的な処遇は――さすがに処分不要、とはならなかったが……主人である千早への一週間接近禁止命令のみで済んだ。

妃宮千早「って……今、会ってるじゃないか……」

度會史「ですから、人目を盗んで夜中に来たのです」

妃宮千早「史は悪い子だなぁ。悪い子に育てた覚えはないけど」

度會史「(千早様ほどではありませんよ)」

妃宮千早「んっ? なにか言った?」

度會史「いえ、気のせいです」

妃宮千早「まぁでも……その程度で済んで本当に良かった。でも謹慎は良いけど――何処で?」

度會史「千早様のお屋敷です。警備システム等は史が管理していますので……必然的に」

妃宮千早「はは、謹慎っぽくない謹慎だね。一週間程度なら、大人しくしてるんだよ」

度會史「事情に関しては全て、香織里お姉さまからお聞きしております。……千早様も無理はしないで下さい」

妃宮千早「大丈夫、分かってるよ。――それじゃ、史……また一週間後に」

度會史「たまに来るかもしれませんが……それでは千早様、おやすみなさいです」

妃宮千早「おやすみ、史――」


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