過去ログ - 【R18】妃宮千早「貴方達……恥を知りなさいっ!」
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148: ◆8x8z91r9YM[saga]
2014/03/23(日) 09:23:21.31 ID:T/SY+gZKo
 ――同日、午後十ニ時、神奈乃県警察本部に戻る道中。

安藤「そうそう、一つ忠告を――」

男性1「な、なんだよ……」

安藤「到着したら、さっさと他の仲間の居場所を白状した方が貴方の為ですよ」

男性1「はっ? なに言ってんの?」

安藤「本日の取調室に『法治国家日本は存在しない』と言う事ですよ」

男性1「いや、なに言ってんのか分からねぇって」

安藤「ははっ……今に理解しますよ」

 ――同日、午後十四時、神奈乃県警察本部、第五取調室。

 窓も無く、ただ机と椅子が置かれている程度の簡素な取調室だ。

飯上「なぁ? ちょっと居場所を教えてくれるだけで、助かるんだけど……無理かな?」

男性1「だから、知らねぇって。知ってても言わないけどな――あははっ」

御門本部長「どうだ?」

 御門本部長は直々に取り調べを行うつもりで、この第五取調室を訪れた。

安藤「本部長っ! 一切、吐く気が無いですね」

御門本部長「そうか……記録音声の停止と調書は後で書かせろ。後一人来い」

 御門本部長は取調室の扉を開き、男性と対面する。
 取り調べを行っていた、飯上に対して退室する様にと説明を行った。

男性1「おっ? お偉いさん、なんか俺もおおも――」

 御門本部長は躊躇なく、男性の髪の毛を引き千切るかの様に鷲掴みし、机に顔面を打ち付けた――。

御門本部長「おらっ! さっさと吐け……ふんっ!」

男性1「ちょ――があっ……ま、まっ――かはっ……!」

 御門本部長は容赦なく男性の顔面や頭、身体を殴りつける。
 傍から見れば……もはや取り調べではなく、痛めつけているだけにしか見えない。

御門本部長「お前らの――お陰で……おらっ! どれだけの人間が――」

男性1「ま、待って……ぶはぁ……分かった――」

御門本部長「おいっ! 押さえとけ――」

 同室している警部が男性を羽交い締めにする。

御門本部長「おいっ! ちゃんと押さえとけよ……」

 御門本部長は男性の口に照準を合わせて、金槌を勢い良く打つ動作を取る。

男性1「ま、ま、待ってくれっ! 分か……分かった居場所言うから――やめ……」

御門本部長「……そうか。なら次からは最初から吐けよ。安藤、後は任せる」

 御門本部長と同室している警部が第五取調室から早々に立ち去った。
 机や椅子に、男性の血液が飛び散っている。
 男性はと言うと、顔は腫れ上がり……露出している部分は打痕や生傷で埋め尽くされている。
 ものの十分程度でこれ程にまで痛めつけられるのか……と逆に感心してしまう程だ。

飯上「もはや取り調べじゃないですね。これ」

安藤「だから忠告してやったのにな、記録は取るなよ――それじゃ居場所は?」

男性1「あぁ……あっ……神奈乃――市崎市……稲森町――」


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