過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/03/13(木) 22:17:54.43 ID:a2xbEWtP0
同時刻―――第七学区・上条宅
いつもは上条が補習終わりにトラブルに巻き込まれて帰ると、おっっっそいんだよとうま!などとぶちギレて頭に噛みつく腹ペコ・ニートシスターことインデックスなのだが。
今日は、あまりに帰りが遅い。それだけでも不安なのに、先程の爆発音、そして――――
「―――禍々しい波動を感じるんだよ…」
向こうの方からひしと感じる、魔力―――いや、天使の力か―――にしては異物感があり、どちらかと言えば風斬氷華が纏うものに近いもののような気もする。
正体は分からないが、いずれにしてもよくないものであることは間違いない。
これは―――
「きっと、またとうまが巻き込まれてるに違いないんだよ!―――ちょっと見てくるからお留守番しててね、スフィンクス」
スフィンクス―――上条家の猫である。アイアイサー、みたいな顔をしているが、実のところは「よっしゃ自由だベッドで寝てやろう」などと考えているただのしたり顔である。
「とうま―――無事でいてね」
そう小さく呟くと、インデックスは慌ただしく部屋を飛び出したのだった。
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