過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/03/16(日) 15:52:15.32 ID:gUNVYqIl0
その瞬間。橙子さんの持っていた匣ごと、文字通り、僕らとアレイスター=クロウリーを除くこのフロアのすべてが吹き飛んだ。
「「うわぁッ―――――!?」」
爆発の瞬間、僕はとっさにインデックスを抱きかかえるようにして守る。
しかし、僕ごとインデックスが吹き飛ぼうという瞬間、
「チッ――――」
橙子さんが何かを僕に向かって投げつけてきた。
それは背中に命中し、僕としてはかなり、それは痛かった――――
そこで、僕の意識は途絶えた。
―――おい、黒桐、インデックス。いつまで寝てるんだ、起きろ―――――――
「――――あ……あれ?」
少し時間が経ったのか、砂ぼこりもようやく落ち着いて視界が見れるようになってきた。
というより、僕がほんの一瞬気を失っていたのか。
「橙子さん―――インデックスは?」
「寝惚けるな、お前の上にで気を失っているのが誰だかわからないのか」
「え―――あ、本当だ」
どうやら、気こそ失ったけど僕はちゃんとインデックスを守れたらしい。インデックスも気を失っているけれど。
にしても、僕もよく無事で―――あれ、いや、その前に。
「橙子さん、アレイスター=クロウリーは―――――」
ふう、と肩を竦めて、橙子さんが愚痴るように告げる。
「もういないよ。いや――――初めからここには居なかったんだ、アイツは。」
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