過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/03/12(水) 17:19:11.03 ID:ygwalSWe0
また聞きなれない単語が出てきたので、黒桐は素直に質問をする。
「橙子さん。抑止力って、なんですか?」
「平たく言えば、現在の世界の延長を目的とする力のことだ。言ってみれば、集合無意識によって作られた安全装置か。
いいか黒桐、抑止力には地球が持つガイア論的なものと霊長が持つアラヤ論的なものがあるんだ。
ガイアの抑止力は人間の世を存続させようとするが、世界が無事ならば人間などどうなってもよいという結論を持つものだ。
一方、人間全体が生み出すアラヤの抑止力は、星さえも食い潰して人間の世を存続させようとする。
こちらはカウンターガーディアンで、既に発生した事態に対してのみ発動するんだ。
世界を滅ぼす要因が発生した瞬間に出現して、この要因を抹消する。
抑止力自体はカタチのない力の渦で、絶対に勝利できるよう抹消すべき対象を上回るように規模を変えて出現するんだ。
大抵は抑止力によって後押しされた『一般人』が滅びの要因を排除し、結果として『英雄』として扱われる。
今話に出ている少年なんてまさにそんなところだろう。
ちなみに、アラヤ側の抑止力によって英雄になった人間は、その死後はアラヤに組み込まれると言われてる。
無意識から生じたものであるために発生しても誰の眼にもとまらず、誰にも意識されることはない。なんとも皮肉な話だがね」
「あの、橙子さん。今の話だと、まるで式の話に出た少年が単独で第三次世界対戦を終結させたみたいじゃないですか?
その抑止力に後押しされて、不思議な右手を持って、それだけで、まだ10代の少年がそんなことをしたっていうんですか?」
橙子は涼しい顔で答える。
「そのつもりで言ったんだが、そう聞こえなかったか?まあとにかくその通りだ、黒桐。
第三次世界対戦は、不思議な右手をもつ少年の力で終結した。フィアンマを倒す形でな。
まあ、聞いた話じゃその少年は学園都市の第一位を倒し、フィアンマ以外の神の右席とかいう連中もその手で倒し、
グレムリンとかいう魔術結社の陰謀も阻止して、さらには角ばった魔神オティヌスも丸くおさめたとかいうからな。
大した少年だろう?だから別に、不思議な話ではないんだよ、黒桐」
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