過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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38:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/12(水) 17:22:10.56 ID:ygwalSWe0
―――両儀式と名乗る女と別れた上条当麻は、通り魔の男を上条いきつけのとある病院まで、
全身から血を流しながらも頑丈な体を遺憾なく使い倒し、なんとか気合いで連れていった。

通り魔の男の腕がもげているのに血がまったく流れていない上、
切れ方があまりに美しいというか筋組織がまったくめちゃくちゃじゃないというか、
とにかく片腕の男の患部を診た結果、カエル顔の医者の経験から
このままだと出血多量で死にそうな上条の治療を真っ先に行う方がいいという判断を下し、
その後、上条を専用の病室に送ったのだった。
上条が病院内の電話からインデックスに電話を掛けことの顛末を話したところ、インデックスは急いでこの病院にやってきた。

そして案の定―――上条の後頭部をガブリ、である。

不幸だ、と叫びたいところであったが、それより上条はインデックスに訪ねたいことがあった。

両儀式が見せた力。

イマジンブレイカーとは少し違うようだったが、通り魔の男の能力を無力化した事には変わりはなく、正直上条当麻はかなりの衝撃を受けていた。

その手の力を持つものは、恐らく自分だけだろうと、オッレルスからかつて聞いた話やら何やらで無意識にそう思い込んでいたのだ。
……そして、あの眼。
美しいが、おぞましい。

何か、果てしない、我々では絶対に到達し得ない何かを見ているような、あの眼。

力の正体はあの眼にあるのだろうか、と考えていた上条は、両儀式について見たままにインデックスに聞いてみた。

するとインデックスもまた、ひどく驚いた様子を見せた。


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