過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/03/12(水) 17:25:28.57 ID:ygwalSWe0
「それ、多分直死の魔眼なんだよ!」
「直死の魔眼……?なんだそれ、厨二病じゃあるまいし」
「イマジンブレイカーに言われたくないかも!」
「ぐっ……!!言い返せねえ……!?」
学園都市における能力名はなにか厨二心をくすぐるものがある。
上条にもイマジンブレイカーが例にもれないことは自覚していたのだ。
しかし、改めて言われるとなんだか辛いものがある。
なんというか自分が名付けたわけでも望んで手に入れたわけでもないのだが、
所有している自分自身でそう読んでいる以上、改めて言われると布団に顔を埋めて足をバタバタしつつ転げ回りたい気分になる。
そんなことで胸中が混沌としている上条の思考など知らないインデックスは、呆れたというように、はあ…、とため息をつく。
「また入院なんて連絡がきたから今度はどうしたのかなと思ったら、
無能力者狩りなんて続けてる人にやられかけて、その上直視の魔眼に遭遇するなんて、わかってはいたけどとうまは不幸に恵まれ過ぎかも!
魔神オティヌスを庇う戦いがやっと終わって入院して、それでようやく退院したと思ったらこれだもんね…ちょっといい加減にした方がいいんだよとうま!」
プンスコという効果音が聞こえてきそうな勢いで起るインデックスだが、正直なところ怖さは皆無である。
「ああうんすみませんでした。それより、直死の魔眼ってのはなんなんだ?」
「平謝りな上に話をそらされた!?……まあいいんだよ、懐の広い私は許してあげるんだよ。直死の魔眼って言うのはね、
簡単に言えば、睨むだけで万物の死を具現させる眼なんだよ。
…バロールっていうケルトの神様の言い伝えにあるんだけどね、まさか実在したなんて―――」
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