過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/03/12(水) 18:12:10.90 ID:ygwalSWe0
数日後―――
伽藍の堂
今日も今日とて、日常の光景である。紅茶を淹れながら質問するのは黒桐やはり黒桐。
「橙子さん。式は能力開発を受けないことになってはいますが、四月から学校にほんとに行けるんですか?」
「ええ、もちろん。学園都市理事長に掛け合ったらね、ここから近い上に色々と融通も聞く上、私服ありな学園都市トップランクの長点上機という学校に決まったわ。
学校には、高校3年で学園都市に来ての転入なんて、過去に類をみないと言われたわよ。
とりあえず直死の魔眼については能力の内容についてのみ包み隠さず話して、教職員達の目の前で色々殺させたら、原石という形で良い評価をうけてね。転入試験は無事合格。
ちなみにこの都市のナンバーセブンも原石で、科学の手は一切加えられていないそうよ。
厳密には力が繊細すぎて科学者も手が出せないだけ、みたいだけどね。
式も同じようなものだから、式も特になにもされはしないでしょうね。」
色々と殺させたって、なにを殺したんだろう、式は。
…学校だから、人は殺させないだろうけど。今はとにかく。
「そうですか!よかったね、式?」
「別にオレは学校なんていかなくたっていいんだけどな…」
なんて言う式の顔は、心底どうでも良さそう―――というより、複雑な顔をしている。
すると先程まで眼鏡をかけていた橙子さんが眼鏡を外し、クックッと意地の悪い笑みを浮かべる。
「そうか、そうか。考えてみれば当たり前だ、式は常日頃、黒桐の側にいたいのだからな」
橙子さん、お願いだから故意に式の機嫌を損ねるのをやめてください。切実に。
「……殺す」
ナイフを取り出して物騒なことを呟く式の頬は、本当に僅かにであるが、ほんのり紅くなっていた。このあたりが、以前の式とは違うところである。
「まあまあ落ち着いて式。大学中退した僕が言えることじゃないけどね、やっぱりちゃんと学校は行くべきだ」
「黒桐がこういってるんだ、いかないわけにはいくまい?」
燈子さん、ここぞとばかりに便乗する上でのその顔をそろそろやめてください。式がやばいです。本当に。
―――ここは、話題転換を図るべきだ……!
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