過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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86:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/12(水) 19:16:23.85 ID:ygwalSWe0
『ただしそれはあくまで表向きで、暗殺や破壊活動が主な暗部において、
暗部所属の能力者はその能力を日常的に戦闘に応用しており、
格闘や銃器などの軍事訓練も積んでいます。
また能力者のクローンを兵器として製造・運用する量産型能力者計画と呼ばれる計画もかつては存在しました。
…この街の闇や、暗部には関わらないほうが得策です。』

出来ることなら僕も絶対に関わりたくないし、関わる予定もない。

『では、原石、というのは、どんなものなんですか?』

『原石とは、学園都市外部において自然に発現した天然の能力者です。
学園都市の能力開発と同じ環境が自然に整った場合に生まれるとされています。
能力開発による能力者が「 人工のダイヤ 」なのに対して、
「天然のダイヤ 」と評されますね。世界的に見ても非常に数が少なく、
現在確認されている「原石」の総数はわずか50人前後。
その存在はあまり知られておらず、学園都市内においても噂の域を出ません。
学園都市が創設される遥か昔より存在し、 魔術と呼ばれるものの発祥の要因にもなったそうですよ。』

予想通りだ。すると、いままで見た能力者はみんな原石なわけか。
魔術に関しては橙子さんの専門分野だし、それは後に聞こう。

…しかし、学園都市が提供するのと同じ条件が揃ったとき、なんて、この街はよほどその科学力に自信があるらしい。
血筋やまた別の要因による必然、なんてものもあるに違いないのに。

「また、超能力者(レベル5)
に関して言うと、能力のランク分けにおける最高位であり、
学園都市の全学生約180万人の内7人しかいない極めて稀少な存在です。
当然ですが、レベルの高いほどにその人数は少ないですね。
能力そのものの威力もしくは効果の応用範囲が非常に高く、
戦闘面においては単独で軍隊と対等に渡り合える程で、他を圧倒する超絶な能力です。
名実ともに能力開発競争の頂点に君臨するエリート中のエリートであり、
全ての能力者から羨望の的となっています。
当然ながら、努力だけで到達の出来る領域ではなく、レベル5にまでなった者は、
いずれも天性的な才能があったからこそ、その不動に等しい絶対的地位を得ています。
御坂美琴が幼少期より電気体質であった事等からも、
レベル5になれる者は幼少期より能力の兆候があったと言うことですね。
なお、この7人の中には第1位から第7位までの序列が存在します。
この序列は個々の能力研究における工業分野や学術分野などの応用価値から生まれる利益が基準であり、
必ずしも強さを表すものではありません。
また、その能力強度から「 自分だけの現実」も強いとされますが、それ故に個性的な人物が多いですね。」

『結果、レベル5は人格破綻者の集まり、とか言われます。確かに破綻しているものもいますが…』

――存在不適合者の見方を帰ると、そういう表現になるわけだ。やはりこの街においても、そういうのは存在してしまう。

高位能力者ほど変わり者なら、その不適合ぶりにも段階があって、その最たるlevel5が存在不適合者―――浅上藤乃のような人間だと言うことか。裏を返せば、レベル4まではまだすこし適合している部分が残っている。

アナログから地上デジタルに少しずつ移行したように、一般のチャンネルから超能力者のチャンネルへと少しずつ移行してあく過程―――それが、レベル。




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