78: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 22:02:04.32 ID:MWIa//Ng0
ちなみに、この次元でも魔法少女が魔女と呼ばれる異形の存在になる事はない。
この宇宙には円環へと導く概念の手が届かない以上、魔法少女の末路は、本来の『ソウルジェムを砕かれて死亡する』か、
『絶望の果てに魔女』になるかの二択しかないはずだが…
79: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 22:07:18.91 ID:MWIa//Ng0
ただし、魔女化を免れた魔法少女の行く末は、決して円環へと導かれる訳ではない。
『消滅』だ。
これは、宇宙再編時にほむらが振るった力の元がなんであれ、あくまでそれの一部でしかない限界なのだろう。
80: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 22:08:19.84 ID:MWIa//Ng0
杏子「早速本題に入ろうじゃないか。
用も無くここへ来た訳じゃないんだろ?」
キュゥべえ「もちろんだよ。
──それじゃあ始めようか、この宇宙を存続させる為の対話を」
81: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 22:09:45.98 ID:MWIa//Ng0
─────────────────────
杏子「まず、お前はどこまで知っている?」
床でベッドを背もたれがわりにして座る杏子が、目の前のキュゥべえに鋭い視線を向ける。
82: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 22:11:15.80 ID:MWIa//Ng0
杏子「…………」
杏子はなにも答えなかった。
キュゥべえの真意の予想はつくのだが、確証は無い為に下手な反応はするべきではないという判断だ。
83: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 22:14:08.46 ID:MWIa//Ng0
─────────────────────
翌日の早朝、マミの家。
まだ日も昇ってない時間だ。
84: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 22:15:47.16 ID:MWIa//Ng0
マミ「こんな時間にわざわざ家まで来たって事は、なにかあったのね?」
杏子「ああ。
……昨夜、キュゥべえが現れた」
85: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 22:16:55.36 ID:MWIa//Ng0
……………………
………………
…………
86: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 22:19:34.79 ID:MWIa//Ng0
キュゥべえ「……そうだね。暁美ほむらが、この宇宙──次元を再編したのは知っているよね?」
杏子「ああ……それくらいなら」
キュゥべえ「その後のこの次元の一番最初には、宇宙全体を巨大な力が覆っていたんだ。
87: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/19(水) 22:21:35.97 ID:MWIa//Ng0
キュゥべえ「嬉しい誤算ながらその『力』から逃れた僕たち地球外のインキュベーターは、
かつての宇宙の記憶を取り戻した。
きっと、暁美ほむらの影響が無くなったからだろうね」
こいつが言った『記憶』ってのは、まどかがやってくれた方の改変世界のだな。
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