15: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/03/19(水) 15:45:20.79 ID:piabdirRo
「恭介、恭介、恭介、恭介、恭介、恭介、恭介――」
さやかが行方不明になった。
それを知った日、恭介は特別彼女を心配していなかった。
何かやらかしたのかもしれない。
それでもすぐに、いつも通り元気な姿を見せるだろう。 根拠もなく確信していた。
人気のない所で倒れていたのを保護されたと聞いた時も、
まだそれほど心配していなかった。
いつも明るく、エネルギッシュだった彼女が、
何か大変なトラブルに巻き込まれたことがいまいちピンと来なかった。
それゆえ、さやかが病室で暴れているのを直に見たときは、
グラグラと自分の根幹が揺さぶられた心持ちがした。
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