35: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/04/17(木) 21:10:45.03 ID:HamqrAcGo
恭介にとって暁美ほむらは、
学校でいつも一人でいることが特徴的な少女だった。
恭介の知る限り、ほむらと普段学校で、
友だちと呼べる付き合いをしている人間は誰もいなかった。
そんな彼女がさやかのお見舞いにわざわざ来たという事実。
クラスメイトだから。
ほむらがそれだけの理由で誰かのお見舞いをする人間であるとは、
ただの直感ながら恭介にはどうも思えない。
そうなると何か、さやかとほむらの間には恭介の知らない接点があるはずだった。
でも、二人にいったいどんな接点が? 恭介には不思議だった。
自分の知らないさやかの一側面。
それだけに、暁美ほむらによるお見舞いの記憶は恭介の中に色濃く残ったのだった。
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