49: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/04/17(木) 21:39:05.18 ID:HamqrAcGo
さやかの見た目が可愛いということはずっと前から知っていた。
でもそれは、彼にとってそれ以上の意味を持ったことはなかった。
そこに自分の何かが入り込む余地はなかったから。
今は違う。
彼女は僕を、愛してくれていることがわかっている。
そこには、彼が受け入れる用意がなされている。
今までさやかを見てきて一度も感じたことのない気持ちが沸き立つ。
仁美と一緒にいた時、たびたび感じたドキドキが胸を疼かせている。
彼の両手が、小刻みに震えている。
空いた左手もさやかの背中に回してさらに身体を近づける。
そして、上半身を密着させ肩に顔を預けた。
さやかの着た服の感触が、柔らかく顔に触れる。
女の子らしい髪の毛が頬をくすぐる。
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