過去ログ - 死にたがりの青年と、無垢な化物狐
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122: ◆bZ4I4TB4eY[saga]
2014/05/11(日) 14:54:55.37 ID:EuxySZ6G0


「――覚悟を決めなよ」

突然の声に、時が止まったとさえ錯覚する。

「覚悟を決めるんだ」

遥か彼方に思えるその闇の向こうに――彼女は居た。

「私の眼は良い方なんだ、見誤らせないでくれ」

彼女は笑う、艶やかに笑う、鮮やかに笑う、彩豊かに笑う、

――僕に向かって、笑う。

「君の使命はなんだ?」

「――――」


僕の使命……?


知るかよ、そんなもの。

思考しようにも頭が上手く回転しない、

使命……?

なんだ、それは……?


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