過去ログ - 死にたがりの青年と、無垢な化物狐
↓ 1- 覧 板 20
142:お団子 ◆bZ4I4TB4eY[saga]
2014/05/19(月) 17:15:17.85 ID:gVMP//4S0
岩石直撃の直後、僕は狼狽えながら、後背によろめきながらも、
しかし倒れない、走ることをやめなかった、
左手をしっかりと握れない――いや、左腕に力が入らなかった。
切り落としたほうが良いのではないのかと錯覚させる程だったが、
僕は臆病だった、そんな度胸も技量もない、下手に切断することで失われていた痛覚が覚醒するかもしれない。
何が起きるのかが僕にはわからなかった、目的だけがはっきりとしていて、
他に盲目的なまでの霧が罹っているようだった。
155Res/73.04 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。