過去ログ - 死にたがりの青年と、無垢な化物狐
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21:お団子 ◆bZ4I4TB4eY[saga]
2014/03/23(日) 02:31:19.41 ID:OQ93dTqv0
2=004
現代技術では自動ドアというのは指しても珍しい物ではない。
センサーだとか、プッシュだとか(自動?)、まあ、形はそれぞれ様々だが、
しかし、それでも、こんな廃墟らしき場所で、電気が通っているかも分からない場所で、
草蔓に絡みつかれた何の変哲もない一部が腐った木製の扉が――果たして、
果たしてその自動ドアだという可能性は、――一体どのくらいなのだろうか?
僕の表情が固くなっていくのがわかる、
固唾を呑み込み、冷や汗が流れる。
どうにも目の前に存在する何の変哲もない扉が怪しく見える、
明かりに照らされ、妖しく見える。
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