過去ログ - 京子「あかりと磁石」
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33:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/24(月) 23:13:48.67 ID:Z/F9XMDd0
京あか支援


34:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/03/24(月) 23:14:48.56 ID:fGNY0/V1o
地の文あったほうが好きだな


35:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/03/24(月) 23:32:00.08 ID:HHhQS7PAo

良い


36:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/25(火) 21:07:13.83 ID:4vjrNWNfo

 ◆

 キラキラと光る川を見ながらあかりのくれた餡パンをかじった。
 レジャーシートでもあれば本物のピクニックみたいだ。
以下略



37:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/25(火) 21:07:44.27 ID:4vjrNWNfo

 結衣。
 って、口に出すの、そういや久しぶりかもしんない。
 自分の口が形作った音を聴き、そのことに気づいてびっくりする。
 あいつに最後に会ったの、いつだっけ。
以下略



38:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/25(火) 21:08:24.93 ID:4vjrNWNfo

 私たちは作業を続けた。
 あかりは相変わらず黙っている。
 私も。
 川って、静かだとばかり思ってたけど、気づいてみると色んな音がする。
以下略



39:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/25(火) 21:09:22.75 ID:4vjrNWNfo

 私たちは今日、ここに何をしに来たんだろう。
 あかりに会うことで、何を確かめたかったんだろう。
 集まった砂鉄はほんの僅かで、もうすぐ夜になってしまう。
 あのころ、夜が来るのが、私は怖かったな。
以下略



40:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/25(火) 21:10:42.08 ID:4vjrNWNfo

「あっ」
 ボーっとしていた私が追いかけるより早く、あかりが立ち上がってビニール袋を捕まえた。
「はい、京子ちゃん」

以下略



41:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/25(火) 21:12:54.55 ID:4vjrNWNfo

 川の音が聞こえる。

「結衣がさ」
 ゆい。今日二度目に発音した音。
以下略



42:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/25(火) 21:14:11.34 ID:4vjrNWNfo

 どうしよう、言えない。
 言って、どうなる。
 言う意味なんてない。
 言わないほうがいい。
以下略



43:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/25(火) 21:14:51.58 ID:4vjrNWNfo

「結衣のことが好き」
 そうなんだ。私は。あいつのこと。
「すごく、マジなほうの意味で」
 私はこんなに喋るのがへただったかな。
以下略



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