5:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/26(水) 19:31:42.58 ID:NrmcVnPo0
でもそれは飽く迄、肇からであるというスタンスを俺は崩さない。
崩してはいけないものであるし、踏みとどまるべき一線である事も重々承知している。
「急いでも間に合わないんですよね…? でしたら…」
ぼそぼそと言葉を紡ぐ肇を盗み見る。
ハンドルを握りながら、渋滞に辟易とする態度を俺は崩さない。
期待や思惑をもった眼差しを肇に向ける事もしない。
「………」
髪を弄っていた細い指先が、少しだけ緊張したように動きを緩めたのを、俺は横目ながら見逃さなかった。
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