過去ログ - 【艦これ】提督「そしていつかは」隼鷹「夢見た航路を二人で」
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7: ◆1aois5N.L2[saga]
2014/03/29(土) 21:02:06.17 ID:4As/q9du0
提督「駆けつけ三杯とはいうが、一気に飲むのももったいないな」

隼鷹「そうか?」

提督「普通の椀ならたった一杯で安酒が一瓶買えるくらいはするぞ?」
以下略



8: ◆1aois5N.L2[saga]
2014/03/29(土) 21:03:16.67 ID:4As/q9du0




隼鷹「あたしへの沙汰、決まったんだろ?」
以下略



9: ◆1aois5N.L2[saga]
2014/03/29(土) 21:03:44.29 ID:4As/q9du0
無言のまま猪口が置かれ、提督の手は軍服の内側へと向かう。

取り出された書簡を開け、提督は中身を読み上げた。

提督「元日本帝国海軍第二航空戦隊所属 隼鷹。その任を遂行する能力なく、既にその任の大義なく、これを明朝午前零時を以て解任し……」


10: ◆1aois5N.L2[saga]
2014/03/29(土) 21:04:38.64 ID:4As/q9du0





以下略



11: ◆1aois5N.L2[saga]
2014/03/29(土) 21:05:43.92 ID:4As/q9du0
くしゃりと、提督の手に合った書類が形を失う。

隼鷹「そっか……」

空になった猪口に、隼鷹は酒を注ぎながら、ただ呟いた。
以下略



12: ◆1aois5N.L2[saga]
2014/03/29(土) 21:06:48.21 ID:4As/q9du0
提督「……」

隼鷹「あたしだって、一応は未練はある。けど、軍に身を置いて戦ったのは覚悟と希望があったからだよ」

提督「覚悟と、希望?」
以下略



13: ◆1aois5N.L2[saga]
2014/03/29(土) 21:08:35.36 ID:4As/q9du0
冷たい風が、二人の間を走った。

思わず身震いした提督は猪口の中を一気に飲み干した。酒が、熱燗ではないが体を温めてくれた。

その傍らで隼鷹は、言葉をポツリと漏らした。
以下略



14: ◆1aois5N.L2[saga]
2014/03/29(土) 21:09:42.20 ID:4As/q9du0
暫く黙々と二人は酒を飲んだ。

徐々に酒瓶の中身は空に近づいていた。

酒には強い隼鷹と提督も、さすがに頬に赤みが差し、少し思考が定まらなかった。
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15: ◆1aois5N.L2[saga]
2014/03/29(土) 21:10:09.80 ID:4As/q9du0





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16: ◆1aois5N.L2[saga]
2014/03/29(土) 21:10:36.30 ID:4As/q9du0

隼鷹は、おちゃらけた何時もの表情を失った。

代わりに浮かんだのは、儚げな乙女の、太平洋を夢見た少女の顔だった。

以下略



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