136:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/04/02(水) 23:26:27.84 ID:JNTyPC270
「違う……よね。さっきから私が言ってるのって、千早ちゃんのためじゃなくて、全部自分のためだよね」
……春香?
137:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/04/02(水) 23:28:23.77 ID:JNTyPC270
「……やだ」
消え入りそうな声。
138:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/04/02(水) 23:29:13.03 ID:JNTyPC270
こんな悲しい声が、本当に春香の声?
私が春香にこんな声を出させているの?
139:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/04/02(水) 23:32:37.55 ID:JNTyPC270
「千早ちゃん……」
「お願い、帰って」
140:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/04/02(水) 23:38:45.68 ID:JNTyPC270
喉が焼けるように熱い。
「ごめんなさい、ごめんなさい……」
141:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/04/02(水) 23:39:43.54 ID:JNTyPC270
ふらついた頭で山と積まれたダンボールの一つを手にする。
これだけ数があると探すのも一苦労だけど、きっとどこかには入っていると思う。
142:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/04/02(水) 23:40:46.60 ID:JNTyPC270
今の私ならばドアノブにかけるだけで十分だろう。
もう八年も待たせてしまった。
143:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/04/02(水) 23:43:09.10 ID:JNTyPC270
ゆっくりと周囲を見渡しても、そこには誰もいない。
いるはずがない。私から彼女を突き放したんだから。
144:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/04/02(水) 23:45:14.56 ID:JNTyPC270
そんな春香を自分から見つめるようになったのはいつからだろうか。
プライベートでも仕事でも、いつもいつもいろんな笑顔を見せてくれた。
145:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/04/02(水) 23:47:02.18 ID:JNTyPC270
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