過去ログ - 上条「E遺伝子に託す”俺達”の未来」御坂「また、会えるなら」
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130: ◆okTopQriqp.Y[sage]
2014/04/29(火) 21:35:28.82 ID:IJwz9LRf0
数分後。

上条「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

アダム「逃げてばっかじゃ死ぬ…怪我するぞー。とっととAUウェポン起動しろー」

大勢の自分に追いかけられながら、上条は訓練所内という狭い空間を走り回っている。
無防備で。

上条「起動できたら苦労しねぇよ!このボールうんともすんとも言わねぇんだよ!故障してんじゃねーのかくっぱぁ!!!!」

アダム「なら俺のを使え、ほらよ!」

上条「おぉ厨二!たまには良いやつだぜ見直し……起動しねぇえぇぇぇ!!!」

何度ボールを変えても、右手は変わらず。

上条「なんでだよ!」

何度ボールを叩きつけても、右手は変わらず。

上条「このクソ!…ひでぶっ!」

何度ボールに噛み付いても、右手は変わらず。

上条「んががががっは!」

何度ボールに土下座しても、右手は変わらなかった。

上条「お願いしますボールさぶべらっ!!」

その度に隙を疲れて集団リンチに会うだけであった。

上条「何故…何故だ…昨日まで使えてたのに…」

アダム「…心の何処かにスイッチでもあるんじゃねーか?(適当」

上条「言ってる意味が分かオブァ…てめぇ何優雅に紅茶なんか飲んでんだよ!」

アダム「お前が初めてAUウェポン使った時、何考えてたんだ?」

分身達が急に動きを止め、上条を見つめた。
上条には、どの分身も自分では無い人物の分身であるかのような錯覚を感じた。

上条「……」

─────それは確かな違和感。
今にも「不幸だー!」と叫び出しそうな”別人”である。


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