1:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/31(月) 22:00:09.56 ID:AHw1+XRa0
ほのぼのとした暖かさからやや暑いくらいに変わりつつあるこの頃。
学園都市の生徒たちがそれぞれの気持ちを抱く、年に数回の行事のうちの一回が行われる。
「『身体検査(システムスキャン)』の結果どうだった??」
「前と同じだったよー」
「お、俺!レベル上がってたぜ!」
さまざまな所からそんな声が聞こえ、佐天涙子は大きく伸びをする。
(能力…かあ)
周りの楽しそうに話す声を背景に、佐天は溜め息を吐いた。
「発火とか発電とか水流とか風力とか…そういうのだったらなあ」
佐天は一年ほど前、『幻想御手(レベルアッパー)』を使用した際に風力使いとしての能力を発現していたのだが、どういうわけか今回発現した能力は違うものだった。
そもそも幻想御手を使用した理由は友人たちへのコンプレックスやら能力への憧れなどがあったのだが――。
佐天はペラ、と結果の紙を開く。
『C,E,E,D,C…総合評価、レベル1』
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2:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/31(月) 22:07:40.15 ID:AHw1+XRa0
念願かなって能力者になった――とは、単純には喜べない。
(折角能力に目覚めたのに…こんなんじゃなあ)
判定の下に書かれた系統と詳細を読んで溜め息を吐く。
3:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/31(月) 22:09:57.51 ID:AHw1+XRa0
とっさに嘘をついたのは、自分の能力に自信がなかったからだ。強さ的な意味ではなく、
(能力は『自分だけの現実(パーソナルリアリティ)』に基づくものだし、つまり能力にはある程度は自分自身の願望も反映される)
つまり、佐天の能力は佐天の願望を映し出しているものかもしれないわけで。
4:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/03/31(月) 22:10:11.84 ID:QB9zPWFZ0
期待
5:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/03/31(月) 22:11:26.43 ID:iI4xzwxSO
期待
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