24:1 ◆bUpU62Jb7o[saga]
2014/04/05(土) 14:56:06.71 ID:FS5ZxEzDo
「あともう少し発見されるのが遅ければ危険な状態だったそうですわよ。次回からは
SPを道中のお供につけます。これはお父様の言葉でもありますから」
25:1 ◆bUpU62Jb7o[saga]
2014/04/05(土) 14:57:09.19 ID:FS5ZxEzDo
「ところでお嬢様、教会に落書きをした犯人についてですが……」
私が尋ねると桃華お嬢様は私をじろりと睨み、ため息をついて教えてくれました。
26:1 ◆bUpU62Jb7o[saga]
2014/04/05(土) 14:58:27.77 ID:FS5ZxEzDo
「壁の落書きもそのままにしてありますわ。彼女は昨日も明け方まで一心不乱になって
描いていたそうです。わたくしは一刻も早く消したいのですが」
27:1 ◆bUpU62Jb7o[saga]
2014/04/05(土) 14:59:21.74 ID:FS5ZxEzDo
「落書きなんて…… 落書きなんてどうでもいいではありませんか!どうして貴女は
自分をもっと大事にしないのですかっ!? 」
28:1 ◆bUpU62Jb7o[saga]
2014/04/05(土) 15:00:12.99 ID:FS5ZxEzDo
「お嬢様はそこまで私の事を想ってくださっていたのですね……」
29:1 ◆bUpU62Jb7o[saga]
2014/04/05(土) 15:01:11.50 ID:FS5ZxEzDo
「でもお嬢様、どうやら職を辞しても、私は最期までシスターのようです……」
私は元々幼い頃から病弱で、医師からは20歳まで生きられないだろうと言われて
30:1 ◆bUpU62Jb7o[saga]
2014/04/05(土) 15:01:50.08 ID:FS5ZxEzDo
「こんなに身勝手な私は、天国に逝けないかもしれませんね……」
31:1 ◆bUpU62Jb7o[saga]
2014/04/05(土) 15:02:39.13 ID:FS5ZxEzDo
***
32:1 ◆bUpU62Jb7o[saga]
2014/04/05(土) 15:03:17.49 ID:FS5ZxEzDo
『あら……?』
ふと下を見ると、沢山の機械を身体に付けた女性が眠っていました。よく見ると、
33:1 ◆bUpU62Jb7o[saga]
2014/04/05(土) 15:04:59.24 ID:FS5ZxEzDo
『最期は病院でひとりひっそりと…… ですか。寂しい気もしますが、桃華お嬢様を
悲しませたくなかったのでこれで良かったのかもしれませんね……』
34:1 ◆bUpU62Jb7o[saga]
2014/04/05(土) 15:06:05.23 ID:FS5ZxEzDo
―――
56Res/24.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。