過去ログ - 八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「これで最後、だね」
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959: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2014/08/11(月) 01:35:23.94 ID:QKnXaulJ0


俺が思わずジト目で睨むと、少女は慌てて弁解しだす。



「あ、あぁいや! い、良いと思うよ! きっとそう言って貰えるアイドルも嬉しいよ! うん!」



手をわたわたと振り、うんうんと頷いてみせる。
いや必死過ぎない? なんか逆にその気遣いが痛い。
 


八幡「……そんなの、本人じゃないと分からないだろ。気持ち悪いと思って…」

「分かるよ」

八幡「っ……」

「私には、分かる」



思わず、目を見開く。
そう言った少女の顔が、いつぞやのアイドルたちと一緒で。

俺は、押し黙るしかなかった。



八幡「……そうか」



俺はぼつりと呟き、その後少しの間沈黙が続く。

そして、再び少女は俺に問うてきた。



「……ねぇ、あなたは、ライブへは行かなくて良かったの?」

八幡「……チケットが取れなかったんだよ」

「……そっか」



無論、嘘だ。
そもそもプロデューサーを続けていたら、顔パスで会場へ入れただろう。

だが、今は関係無い。




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