過去ログ - 上条「俺がいる限り、テメェは一生最強には届かねぇんだよ!」
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◆HmDjqt09PA
[saga]
2014/04/09(水) 00:53:15.01 ID:Ha7TAlij0
上条「ポイントA 座標G-78453に誘導中」
イヤホンに、若い男の了解という短い声が聞こえた。下部組織の男だ。
それにしてもこんな小組織の粛清なんて別に自分たちでなくてもいいんじゃ、と上条は考えるが、それは仕方のない事だった。
上条は『切り札』とまで称される組織のリーダーだが、その実体を掴んでいる人間は実際ごく少数であるため、『どっかの便利屋』として仕事を依頼してくる連中も多い。
彼らも噂として有名な『切り札』の存在は知っているのだが、それがこの少年のことを指していると知る人間が少ないのだ。
上条のあらゆる偽名は、あらゆる架空の組織のリーダーとして広く裏に蔓延していて、今日は、山川の名前で仕事をしていたりする。
ババーンという轟音とともに、予め仕掛けられていた爆弾が派手に爆発した。
スーツの男達の身体が、抱えていたいかにもなアタッシュケースが木っ端微塵にはじけ飛ぶ。
今回の依頼はブツの処分まで含まれているので、爆破処理してもなんの問題もない。
上条は全員の死亡を確認すると、残りの作業を下部組織に任せ、胸にしまった無線を粉々に握りつぶした。
ザーッブチッという機械音を最後に、イヤホンからはなんの音も聞こえなくなる。
上条「だれが山川だ。殺すぞクソが」
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