33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/10(木) 19:26:15.06 ID:pG5fqgIz0
「それでは阿良々木さん、またお会いしましょう」
「いいのか? 送って行かなくて」
「ええ、歩きたい気分なのです」
では、と元気良く手を振って真宵ちゃんは去って行きました。
私も振りかえします。
プロデューサーさんと真面目なお話をするには、真宵ちゃんがいないことが条件です。
「お待たせしました、三浦さん」
プロデューサーさんは車のエンジンを点けると私の側まで寄せました。
私が無言で助手席に座ると、プロデューサーさんはしばらく車を走らせた後に言います。
「…………何かあったなら、相談に乗りますよ」
「何故ですか?」
「実は、八九寺は人間じゃありません。
普通の人には見えません。
八九寺が見えると言うことは、三浦さんが何かしら問題を抱えているんだと思います」
「ばかみたいなお話かも知れませんが、聞いてもらえますか?」
私の様子にただならぬものを感じたのか、はい、と表情を引き締めるプロデューサーさん。
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