過去ログ - 阿良々木暦「あずさジェリー」
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32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/10(木) 19:22:30.92 ID:pG5fqgIz0

例えば、車を発車させる前に私がお手洗いに行かなければ、ほぼ鉄板で私たちは死ぬことになります。
死因は十割の確率で事故死です。
そんな予感ーーと言うよりは既に用意されている台本を読む感覚です。

恐らくここは、可能性を無限に内包した世界なのでしょう。
可能性と言う名の選択肢をただひたすらに選び続けている自分が脳裏に浮かびました。
小さな選択肢は、歩き出す時にどちらの足から踏み出すか、手は組むか、振るか、腰に当てるか。
大きなものではどこに行くか、何を目的とするか。
私たちは常に無数の選択肢の結果の上に生きていることになります。
その中で何度も繰り返しているから、結果が確信となってわかるのでしょう。
そして死んだらやり直し、生きていても日付が変わるとやり直し。
これがゲームだとしたら、最高の結果を出したらゲームクリアでしょうか?

私もこの繰り返しを何回かは分かりません、数回か、数百回か、数万回か、数億回かは知る由もありませんが、その過程でそれに気付いたのでしょう。

でも。
けれど。
この世界においては、無限大の選択肢の中から最良を選び続けたとしてもハッピーエンドは訪れないような気がします。

わたしは知っているから。



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