30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/11(金) 19:06:32.06 ID:95e+9Xdq0
「兄(C)……好き」
「えぇっ!?」
「だ、大胆だね真美……」
少し離れた場所では火憐ちゃん月火ちゃんが埴輪みたいな顔で固まっていた。
きっと年下のアイドルに慕われる兄の姿に心服したのだろう。
「えへへ……ね→兄(C)、真美ね、兄(C)になら何されてもいいよ」
「お、おい……」
と言うか明らかに様子がおかしい。
真美ちゃんはお姉さんだからか、亜美ちゃんと比べると年相応に落ち着いている方だ。
しかも思春期真っ盛り。
たまにちょっとセクハラをすると本気で怒るくらいなので、亜美ちゃんならまだしも、こんなアダルティな悪戯を仕掛けて来るとは考え難い。
阿良々木暦は年下の少女に対してのセクハラに生涯の一部位を捧げていると言っても過言ではない程のセクハリスト(阿良々木語。愛あるセクハラを理解しこよなく愛す真の紳士)ではあるが、愛のないセクハラはセクハラではない。
ただの犯罪だ。
いつもなら乗りに乗ってセクハラの向こう側を垣間見たいところだが、様子が尋常じゃない。
何せ目の中にハートが灯っている。
目にハートって。
「んふっ、兄(C)♪ おにーちゃん♪」
「真美がおかしくなっちゃったよ→!」
亜美ちゃんまで動揺するほどに、脇目も振らず僕の膝に乗ってラッコみたいに抱きついてくる真美ちゃん。
そしていくら僕がライトノベルの主人公並の朴念仁と言われていようと、ここまで積極的に迫られて何も感じないほど男として終わっていない。
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