過去ログ - 阿良々木暦「まみコーム」
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33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/11(金) 19:12:49.28 ID:95e+9Xdq0


004


数時間後。

僕と忍はアパートの風呂に浸かっていた。
僕が足を外に投げ出す形で伸ばし、忍がその上に乗っかる形。
端から見たらいい大人と金髪幼女が一緒に風呂に入っているという怪しいことこの上ない情景だが、生憎人の目を気にする必要はない。
間違って火憐ちゃんや月火ちゃんが誤って開けてしまってもいいように鍵もかけたし。

「さて忍……真美ちゃんの事だが」

「うむ、何とかせんとのう。いつお前様が手を出すかわかったものではないわ」

「僕って信用ないんだな」

「今までのお前様の行動を見て信用しろと言う方が無理な話じゃと思うがの」

うん……?
忍の言っている意味がよくわからないな。
僕は教科書に載せてもいいくらいの模範的な人間、モラルの塊と言ってもいい程じ ゃないか。
反論は出来たが今はとりあえず真美ちゃんのことを優先しよう。

結局あの後暴れる真美ちゃんを半ば無理やり引き離し、亜美ちゃんと一緒に事務所の一室に軟禁して来た。
一緒に、と言うのは一人にしておく方が怖いからである。
さっきまで亜美ちゃんの愚痴と言うか悲鳴を散々電話で聞いていたところだ。
何でも休むことなく僕のことを話しているらしい。
事の発端は亜美ちゃんにもあるのでそこは我慢してもらおう。

ちなみに風呂に入っているのは忍と会話をする為である。
リラックスしたいとか散々真美ちゃんに誘惑されたから身を清めたいとかそんな理由ではない。

「まさかあの怪異が宿っていたとはな……」

「知っておるのか主様」

……何だか何処かで見たようなやり取りだが、気にしないでおこう。



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