255:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/30(月) 09:33:18.36 ID:aFMIt3ru0
それから私達は警備員室へ向かった。
「あの、先生……」
「どうしました?」
「他の生徒や先生達は…?」
「恐らくですが……多分、この校舎にいるのは私達と警備員の人だけかと思うわ」
「何故?」
「……実はね、帰りのホームルームが終わった後、気分が悪くなって保健室で横になっていたのよ。 そしたら眠くなって…そのまま寝ちゃって……起きたら真っ暗。 職員室とか行っても誰もいなかったし、正直不安だったわ」
「あ、そういや、私もそうだ。 優香と補修やってたら眠くなって、起きたらそうだったの!」
「…えと、私も伶奈ちゃんと同じです…」
「私は図書室で本を読んでて……私って文字ばかりの本を読んでると眠くなるの。 だからそのまま寝ちゃって…気づいたら夜。 そんで図書室から音を出さないようにこっそりと出て…」
「こっそり…?」
「うん、起きた時にさ、私の隣に誰かが気持ち良さそうに眠ってたからさ。 だからーーあっ!」
「まさか置いてきたの?」
「私、呼んでくる!」
「待って、一人では危険よ。 みんなで行きましょう」
「はーい」
それから私達は軽い雑談をしながら図書室まできた。
紫原先生が図書室の扉に手をかけ、開けた。
中は薄暗かった。
「えーと……あ、いた!」
涼子さんはその眠ってた人物に駆け寄り、肩を揺すった。
「おーい、起きて!」
「んっ……」
「橙田勇介。3年B組です」
「これから警備員室に行くの。 君もついてきて」
「は? 警備員室?」
「うん。 実は扉も窓も全部開かなくて…」
「そんな馬鹿な……いや、ありえるかもな…外はもう夜だ」
二人の男女だった。
男子の方は知ってる。
生徒会長の藍原智己だ。
ルックス良し、成績良し、運動神経良し。
まさに完璧な人間だ。
「村崎真苗、1年C組に所属してます」
そう言って彼女は丁寧にお辞儀をした。
「
そこには、大量の死体があった。
先生や、警備員さんの死体まであった。
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