265:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/30(月) 09:40:48.17 ID:aFMIt3ru0
いける。
絶対にいける!
今度こそあいつに勝てる!
朝倉和音(女子2番)はコルト・パイソンに握り締め、静かに笑った。
最初に明石美雨(女子1番)を襲ったときは鎌だけだったが、今は違う。
今は若佐真樹夫(男子18番)を殺して奪ったコルト・パイソンと木嶋影郎(男子7番)を殺して奪ったM1911がある。
これさえあれば簡単に勝てる。
あの女を殺したら次はどうしよう?
このまま殺し回るのもいいけど……そうしたら疲れちゃうし、
曲がり角を曲がった瞬間、動きが止まった。
そこにいたのはーー。
ーー明石美雨!!
後姿の明石美雨がいた。
思わず顔がにやけた。
今度こそ仕留める。
絶対に出来る。
和音は銃を両手で握り、銃口の狙いを美雨の背中に定めた。
ーーばいばい、おバカちゃん。
そして、銃声が鳴った。
しかし、銃声は和音の銃からでは無かった。
ーー誰!?
そう思った瞬間、右脇腹に激痛が走った。
「がっ!」
痛みに耐え切れず、崩れ落ちた。
ぱぁん!
倒れた所でまた銃声。
それと同時に和音の身体から血飛沫が巻き散った。
「あぅ! ぐ、ぅあ!」
ーー痛い、痛い!
誰、誰なの!?
誰が私をーー。
振り向こうと首を動かそうとするが殆ど動かない。
そして、再び銃声。
同時に和音の頭部が大きく揺れ、血と脳髄が辺りに飛び散った。
銃声が聴こえた瞬間、明石美雨は咄嗟に後ろを振り向いた。
そこには地面に倒れてる朝倉和音とーー。
「こんにちは、明石さん」
銃を握り締めた柳瀬美蘭(女子18番)だった。
女子2番朝倉和音 死亡
【残り3人】
472Res/399.95 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。