337:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/30(月) 10:33:30.05 ID:aFMIt3ru0
確かに中は気になる。
けれど、やっぱり由芽子ちゃんを放ってはおけない。
「由芽子ちゃん、立てる?」
「あ……はい……」
由芽子ちゃんは震えながらも立ち上がった。
私は由芽子ちゃんを支えながら、みんなのいる食堂へ向かった。
「というわけなんです」
私はみんなに事情を説明した。
「ねえ、由芽子ちゃんは何処で倒れてたの?」
「ええと、確か……仏原さんの部屋の前、だったと思います」
「ふぅん、仏原さんの部屋、ねぇ」
日畑香苗はニヤリと笑い、部屋を出ようとした。
「日畑さん? 一体何処に?」
「ちょっと、仏原さんの部屋に、ね」
「なら、僕も行こう。 何だか、嫌な予感がするんだ」
日畑さんと渡辺さんは食堂から出ていった。
「みんな、大変だ!」
それから渡辺が焦った様子で食堂に戻ってきたのは丁度五分後のことだった。
「あの、どうしました?」
「……仏原君が死んでる」
その言葉で食堂中が一斉に静かになった。
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