過去ログ - 穂乃果「酒は飲んでも呑まれるな」
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2014/04/17(木) 00:47:21.12 ID:uAFQHBLh0
時刻は少し巻き戻る。
「あに゙ゃ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙!!」
絞りすぎてちぎれた雑巾のような、壮絶な凛の悲鳴が海未の耳に届くや否や、彼女は走り出していた。
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2014/04/17(木) 00:53:24.13 ID:uAFQHBLh0
「どうやら……間に合わなかったようですね」
ぐるん、と花陽がこちらを向く。
その目は涙を流していた。
自らの犯した罪におびえているのか、それとも。
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2014/04/17(木) 01:00:20.06 ID:uAFQHBLh0
(でも、どうせなら穂乃果は私が………いいえ、私ではできなかったでしょうね)
きっと彼女の顔を見てしまえば、剣先が鈍るだろう。
ことりならできるのかと問われれば、海未はきっとできると答える。
彼女は強い人だと。信頼できる人だと。
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2014/04/17(木) 01:07:14.45 ID:uAFQHBLh0
海未は自らの未熟を呪った。できる限り苦しまず逝かせてあげたかった。
だが花陽の首を跳ねることはできなかった。彼女は失血するか窒息するまで地獄のような苦しみを味わうのだ。
しかしながらそんなことを悔いている暇はない。次は海未自身の番だからだ。
海未はブレザーを脱ぎ、ブラウスのボタンを外した。
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2014/04/17(木) 01:15:09.81 ID:sn1afS0oo
帰ってきたらシリアスになってた
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2014/04/17(木) 01:16:15.97 ID:/yOchLD+o
シリアス(ギャグ)
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2014/04/17(木) 01:16:16.85 ID:reSfaRWm0
これがシリアスギャグってやつか…
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2014/04/17(木) 01:17:07.53 ID:uAFQHBLh0
「なんやこれ……いや…なんやこれ……」
購買でやきいも味の豆乳を見つけて盛り上がっていた気分は、部室に入るや一瞬で凍りついた。
東條希が部室に着いた時、そこはまさに地獄だった。
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2014/04/17(木) 01:25:32.78 ID:uAFQHBLh0
「と、とりあえずそれから手を放しなさい! 良い子だから! ね!?」
希は海未の手から強引にバイブを奪い取った。
バイブを腹にあてられたままでは落ち着いて話もできない。
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2014/04/17(木) 01:27:34.97 ID:Bqhpn9jYo
海未が見たのは幻覚かよwwヒヤヒヤした
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2014/04/17(木) 01:41:06.22 ID:uAFQHBLh0
どれだけこうしていただろうか、あるいはそれほど経っていないのか。
海未の呼吸のリズムが規則正しくなるのを待って、希は問いかけた。
「落ち着いた?」
「はい……ありがとうございます」
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