過去ログ - 女賢者「人間、ということ」
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26:唯野 ◆xM1rhmOJvo[saga]
2014/04/21(月) 19:28:09.66 ID:DHzXarPJ0
──山頂の村 空き地


女賢者「あの、朝からやるんですか…?」

銀髪エルフ「何言ってるのよ…。今日は当日なのよ? 体を慣らさないと駄目じゃない。」

女賢者「ふう…。さすが、準決勝まで登り詰めた人ですね…。闘志が違う…。」

銀髪エルフ「ええ、当たり前よ…!」






銀髪エルフ「──もうすぐ、魔王の座にありつけるのだからっ…!」





女賢者「……そうですね」

銀髪エルフ「さあ、早く臨戦態勢に入ってくれない? 体を動かしたくてウズウズしているの…!」




女賢者 (…言えない。この催しは非公式で、勝ち進んでも魔王になんかなれやしない、などと…。)

女賢者 (…私がこの村に来て七日。情報を集めると、この催しは不可解な点がいくつもあった…。)

女賢者 (北の巨人族から、西の竜族、南のエルフに、東のアンデッド…。)

女賢者 (魔界全土の民がこの催しを認知しており、勝ったら魔王だという情報を盲目的に信じている…。)

女賢者 (…主催者は一切不明、情報伝達の手段も銀髪エルフに聞いたが、『頭に語りかけてきた』などと不可解過ぎる答えが帰ってきた…。)

女賢者 (……この遥か広大な魔界全土に『念』を伝えられるような、力を持つ者…。)





女賢者 (それは一体何者なのか…。何の目的でやっているのか…。私には分からない…。)


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