過去ログ - 「提督さんにとって――」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/04/17(木) 14:46:34.82 ID:fHaMT/TR0
「提督さんにとって、私は何人目の私かしら?」

 彼女は執務室を見渡すとそう問いを投げる。

 そして、彼はその問いに答えた。

「君で――二人目だ」


 そして、ここで物語の時間を撒き戻そう。

 これは彼女との物語ではなく、彼女との物語なのだから。

SSWiki : ss.vip2ch.com



2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/04/17(木) 14:50:30.69 ID:fHaMT/TR0
言う必要もないかもしれませんが 艦隊コレクションのSSです

1. >>1が面倒くさがりなのでルビをふりません。
2. >>1が面倒くさがりなので台詞前に名前を入れません
3. >>1が面倒くさがりなので提督に台詞はありません
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/04/17(木) 14:51:47.51 ID:fHaMT/TR0
「陽炎型駆逐艦、初風よ。あなたにとって私は……ま、一人目よね」

 彼と彼女の最初の会合はとても淡白な物だった。

 此処、横須賀鎮守府に配属された右も左もわからない一人の提督に、一人の艦娘。
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/04/17(木) 14:54:32.44 ID:fHaMT/TR0
「……見てるだけよ? いけないの?」

 彼から見て、ダンボール箱を挟んで正面。

 両肘を立て頬を突いている彼女と目が合う。
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/04/17(木) 14:55:19.12 ID:fHaMT/TR0
 彼女は突然のことで一瞬何をされたかわからなかったが、そのことを理解した彼女の対応は早かった。

 顔を朱に染めながら彼から距離を取り、口をわなわなと震わせてから口を開く。

「ちょっ! 何触ってんのよ! ぶつわよ! 叩くわよ! 妙高姉さんに言いつけるわよ!」
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/04/17(木) 14:56:22.69 ID:fHaMT/TR0
 彼女は複雑そうな表情を浮かべながら一息おくと、彼と視線を合わせるようにしゃがみ込んだ。

「ま、いいわ。それで自分の仕事は把握できたかしら?」

 彼女はダンボール箱に置かれた指令書に視線を落とすと、再び彼を見る。
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/04/17(木) 14:57:57.13 ID:fHaMT/TR0
 彼女はまだ知らない。

 この日から彼からの軽度のセクハラを受け、その度に顔を染めて叱る日々が続くことを。

 それが、彼女に忍び寄る運命のあの日まで続くことを。


8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/04/17(木) 14:59:40.19 ID:fHaMT/TR0
という消化不良な話だったのさ
それでは駄文失礼しました


9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/04/17(木) 15:05:38.84 ID:0tT+YP8Mo
え、終わり?


10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/04/17(木) 15:16:52.25 ID:xxw02ncao
続きはよ


11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/04/17(木) 15:21:35.16 ID:XdeBlFJ2o
終わりなら終わりでいいけど、HTML化依頼出しなさいよ
板ルールであり最低限のマナーでもあるから


12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/04/17(木) 15:39:06.57 ID:n9Dm6vHK0
これで止めるんなら初風アンチじゃないかってくらい酷いなおい


13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/04/17(木) 15:55:57.97 ID:fHaMT/TR0
>>12
やってやる。やればいいんだろ!
……ちょっと待ってください。後少しで演習終るので


14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/04/17(木) 16:47:39.12 ID:fHaMT/TR0
あっ、今日更新するなら夜間に更新します


15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/04/18(金) 22:56:36.04 ID:860t1we90
 司令室のドアが数回ノックされ、扉が開かれた。

 そこから入ってきた彼女は少し拗ねたような口調で声を掛ける。

「……建造終了よ」
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/04/18(金) 22:57:21.24 ID:860t1we90
 天龍と名乗る女性も初風と同じ艦娘であり、見た目は普通の女性と差はほとんどない。

 敢えて彼女を艦娘と認識しえる事柄を挙げるとするならば、彼女が背負う艤装である。

 確かに一般の人から見ればその艤装は恐怖の対象になり得るだろうが、彼は訓練を受けた軍人である。
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/04/18(金) 22:58:07.08 ID:860t1we90
「正直に言おう。天龍、今の君にその問いの答えを考慮する価値はない」

 その答えに天龍も、そして彼の方を向こうとしない彼女も聞き耳を立てる。

「少なくても上はそう判断するだろう。勿論、考慮する価値がないのは私も同じだ」
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/04/18(金) 22:58:47.15 ID:860t1we90
 天竜はその見出しの文面を読み上げると彼は頷く。

「詳細は省くが、そこには君たちが戦うべき相手――即ち敵がいる。君にはその迎撃を任せたい」

「おいおい、敵がもうそこまで攻めて来てるのかよ!? 戦況は大丈夫なのか、おい?」
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/04/18(金) 22:59:39.62 ID:860t1we90
 彼女は納得がいかないといった表情を見せるが、すぐに天龍に向き直り声をかける。

「天龍さん、一人で大丈夫ですか?」

「たりめーだろ!俺を誰だと思ってるんだ?」
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/04/18(金) 23:00:21.54 ID:860t1we90
「それで、説明してもらえるかしら?」

 彼は彼女から視線を逸らしながら何についてだと問い返すと彼女は声を荒立てる。

「全部よ! 全部! 言う事聞かないで建造に大量の資源をつぎ込んだり! 建造したての子を一人で戦場に送り出したり!
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/04/18(金) 23:01:11.43 ID:860t1we90
「資料を見ると正面海域に来ているは駆逐級の偵察隊のみ。なら軽巡洋艦の天龍一人で大丈夫だろう」

「結果としてこの海域を彼女一人で圧倒できるなら、彼女を旗艦とした水雷戦隊でも同じかそれ以上の戦果をあげることもできるだろう」

「そこで彼女とその随伴の子達に経験を積ませ、練度をあげる」
以下略



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