24: ◆yufVJNsZ3s
2014/04/17(木) 22:28:05.45 ID:iWvh8kZB0
だとしても問題は解決されません。どう考えても私の「有言実行」はこういう事態に対処できるような能力ではないのです。とにかく会話をして、言質を取らなければ。
椅子の脚が私のセーターの襟を掠めて行って、思わず前につんのめります。椅子はようやく壁に激突して大破しましたが、私を今追ってきているのは、もう一つ。
そうです、机です。
なかなかの質量をもつそれを私の運動神経と体勢では避けきれません。両腕でなんとか頭だけは守りますが、勢いに負けてリノリウムの床をごろごろ転がっていきます。
机は床に落ちたまま動きません。距離が離れたからなのか、時間が経過したからなのか、わかりませんがこのチャンスを逃すつもりもありません。すぐさま立ち上がって走り出します。
階段を下りて、下りて、とにかく下の階へ。
外に出ればさすがに追いきれないでしょう。
「闇に呑まれよ」
闇と言うのは名ばかりで、私に向けて振ってくる大量の机、机、机。
私の影が机の影にすっぽりと飲み込まれて、瞬間、ひときわ強く地面を踏みしめました。このままでは圧死確実。
形容しがたい音が響いて、なんとか直撃こそ避けましたが、左足が机の脚と脚の間に挟まれて身動きが取れません。少しも動かない私の足首。机がぎちぎち皮膚に食い込んで、もがいた指が地面に跡をつけます。
一体どこから? 顔だけ動かして周囲を窺えば、先ほどまで私がいた三階から、黒マントは机に腰かけたままふわふわと降りてきていました。そういう使い方もできますね。当然。
思いつかなかったこちらのミスです。
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