43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/18(金) 18:03:57.12 ID:xeDtmg+30
「世界一の、アイドル……」
星井の顔が次第に笑顔に変わっていく。
新しい玩具を見つけた子供のような、無邪気な笑顔。
それでいい。
お前はそうだからこそ、誰よりも輝けるんだ。
「ああ、世界で一番キラキラできるぞ!」
「うん! ミキなりたい!」
「ようし星井! あのKYに止めの一言を言ってやれ!」
未だにぶら下がっているでかい樹懶を指して言う。
命の危険が迫っても尚動かないとは怠惰の代名詞通りだ。
「うんっ!」
「星井! お前の夢はなんだ!」
「キラキラしたい! たくさんキラキラしたいの! だから――」
「あなたの夢なんて、いらない!」
その一言を最後に、僕と星井は優しい金色の光に包まれた――なんてアニメ的な洒落の効いた演出はなく、
「……あれ?」
「きゃあああぁぁぁ!?」
「うわあああぁぁぁ!?」
足場が崩れて無くなり、高所から落ちていく感覚と共に目が覚めたのであった。
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