16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/23(水) 18:37:14.41 ID:KjY5e/6Q0
四条はそのミステリアスで高貴、といったイメージとは裏腹に、かなりの大食嬢だ。
僕も入社したての頃、交流を深める為に四条と一緒に好物であるというラーメンを食べに行ったのだが――。
結果は、ただでさえ薄い僕の財布が限界まで薄くなった。
まさかラーメンを食べる過程において諭吉さんレベルで紙幣が飛んで行くとは考 えもしていなかったのである。
そんな彼女は高カロリーのラーメンをそれ程の量を食べておきながら一切スタイルを崩さない、凄まじい体質の持ち主だ。
体内にゲッター炉でも搭載しているんじゃないかと疑いたくなるが、恐らくは摂取した栄養素の類はお胸様とお尻様に向かうのだろう。
如月を代表とする全国貧乳連盟に加入する女の子からしたら歯軋りをして羨むほどのことだ。
「という訳で第一発見者になった僕がこうやって面倒を見ているんだ。理解したか?」
「でも……やっぱりプロデューサーが担当アイドルにあーんなんて……」
「じゃあ、お前がやってくれよ天海」
「……へ?」
「僕がやっちゃ不味いんだろ。だったらやってくれよ」
天海はわかっていない。
わかってねえよ。
この行為がどんなに辛いものなのかを。
僕は鋼鉄の精神と伝説のチキン魂を持つ男だから耐えられているのであって、そうでなかったらとっくに発狂している。
先程、菊地にやらせてみたが一回でギブアップした程なのだ。
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