過去ログ - 貴音「昔より、もっと。もう一度」
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1: ◆ycDKV.3ZYU
2014/04/24(木) 00:06:04.91 ID:bmR1C5XAO
以前、vipで投下したものを読み返してたら色々足したくなったので足しました
読んでいただければと、思います。よろしくお願いします
SSWiki : ss.vip2ch.com
2: ◆ycDKV.3ZYU
2014/04/24(木) 00:07:25.95 ID:bmR1C5XAO
――貴音の部屋
――23:40
貴音「…」チラッ
3: ◆ycDKV.3ZYU
2014/04/24(木) 00:08:30.67 ID:bmR1C5XAO
『なぁ…お願いがあるんだ…』
夢?
『お願い、ですか?』
4: ◆ycDKV.3ZYU
2014/04/24(木) 00:09:26.54 ID:bmR1C5XAO
『望むよ。だって、お前だけには忘れられたくないからね…』
誰に?
『…』
5: ◆ycDKV.3ZYU
2014/04/24(木) 00:10:53.25 ID:bmR1C5XAO
――Pの部屋
――03:40
P「っ!」ガバッ
6: ◆ycDKV.3ZYU
2014/04/24(木) 00:11:34.92 ID:bmR1C5XAO
カーテンを閉め、水を仕舞い、ベッドに横たわる。
そこから眠りに落ちるのは、早かった。
―――
7: ◆ycDKV.3ZYU
2014/04/24(木) 00:14:33.70 ID:bmR1C5XAO
――765プロ事務所
――10:00
――ガチャッ、
8: ◆ycDKV.3ZYU
2014/04/24(木) 00:17:36.88 ID:bmR1C5XAO
小鳥「ふふっ。プロデューサーさん?」チラッ
P「なんです?」
小鳥「鎌倉…鎌倉というか、江ノ島ですね。その江ノ島に、こんな民話があるのはご存知ですか?」
9: ◆ycDKV.3ZYU
2014/04/24(木) 00:20:29.34 ID:bmR1C5XAO
P「?」
P「それでな?小鳥さんが、鎌倉に天女にまつわる民話があるって言うんだよ」
貴音「…民話、ですか」チラッ
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/04/24(木) 00:21:39.16 ID:xYWFG8s30
支援ピヨ
11: ◆ycDKV.3ZYU
2014/04/24(木) 00:22:40.88 ID:bmR1C5XAO
貴音「…その話。プロデューサーの前では二度と話さぬ様、よろしくお願い致します」ボソッ
小鳥「え?」キョトン
貴音「…よろしい、ですか?」ズイッ
12: ◆ycDKV.3ZYU
2014/04/24(木) 00:23:47.70 ID:bmR1C5XAO
むかし…というても、千四百年も遠い遠いむかしになろうか。
そのころ鎌倉の深沢に、まわりが四十里(17.4q)という湖があり、主の五頭竜がすんでいた。
それがわるぅいわるぅい竜でなぁ。
13: ◆ycDKV.3ZYU
2014/04/24(木) 00:26:28.84 ID:bmR1C5XAO
――Pの車内
P「なぁ、貴音?」
貴音「なんでしょう?」
14: ◆ycDKV.3ZYU
2014/04/24(木) 00:27:34.71 ID:bmR1C5XAO
ある日の事だったそうな。
五頭竜は津村の水門のところにあらわれて、はじめて村の子を食ったそうな。
それから村人は、ここを「初くらい沢」と名づけて、近よらなかったそうな。
15: ◆ycDKV.3ZYU
2014/04/24(木) 00:29:34.59 ID:bmR1C5XAO
――鎌倉
――11:50
P「あぁ…やっと着いたぁ…」
16: ◆ycDKV.3ZYU
2014/04/24(木) 00:31:24.75 ID:bmR1C5XAO
――蕎麦や
P「やっぱり鎌倉に来たら鴨南蛮だな!」ズルズルズル
貴音「…面妖な…面妖な…これは面妖な…」ズルズル、
17: ◆ycDKV.3ZYU
2014/04/24(木) 00:32:21.87 ID:bmR1C5XAO
そうしたとき、天地をゆるがすたいへんなことが起こったそうな。
それは、欽明天皇の時代(6世紀)13年04月12日だったと。
まっ黒い雲が天をおおい、深い霧がたちこめ、大地震が起こった。
18: ◆ycDKV.3ZYU
2014/04/24(木) 00:34:24.12 ID:bmR1C5XAO
――江ノ島
P「んー!潮風が気持ちいいなぁ…こういうところで撮影するのは、やっぱり開放感があっていいな!」
貴音「…ふふっ。そうですね。江ノ島…やはり、まこと良き場所です」トテトテトテ
19: ◆ycDKV.3ZYU
2014/04/24(木) 00:37:13.96 ID:bmR1C5XAO
五頭竜は、このありさまを湖の中から目をむいて見まもっていた。
すると、天から美しい姫が紫の雲にのり、2人の童女をつれてしずしずと島におりてきた。
そのとき、どこからともなく美しい音楽が流れ、なんとも良き、香ばしい香りが漂ったと。
20: ◆ycDKV.3ZYU
2014/04/24(木) 00:39:10.38 ID:bmR1C5XAO
――青銅の鳥居
P「すげぇ…ここをくぐると、土産物やがたくさんあるんだよな」キョロキョロ
貴音「…ふふっ。海産物の、まこと美味しそうな匂いが漂ってきますね」クスクス
21: ◆ycDKV.3ZYU
2014/04/24(木) 00:40:57.51 ID:bmR1C5XAO
貴音「…」パリッ、バリッ、モグモグ...
P「美味いな…これは…」バリッ、バリッ、
貴音「えぇ…まこと…美味です」モグモグ
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