18: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/04/30(水) 20:26:10.33 ID:IFdEPb8do
いつの間にか陽子はデジタルカメラを手にしていた。
「いや、本当に待てっよ陽子」
「私は播磨くんの身体にしか興味がないから、安心して綾」
「安心できねー!」
綾の心配は続く。
*
まるで人形のような可憐さを持つアリスは、留学生や帰国子女の多いこの学校内でも
一際目立つ存在であった。
当然、同級生や上級生からも注目される。
入学当初、彼女は色々な男子生徒から声をかけられていた。
ただ、人見知りなアリスははっきりとモノを喋ることができず、いつも戸惑っていた。
だが、いつの間にかあまり声をかけられなくなっていく。
「わたしとしてはそっちのほうが嬉しいな」
アリスは言った。彼女は静かに暮らしたいタイプである。
「飽きられたか」
陽子は言ってみる。
「ちょっと、そこは慣れたとか馴染んだとか言ってあげてよ!」
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