2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/03(土) 15:58:01.00 ID:wJvh996L0
私はその場に留まり、彼女の歌を聴いていることにした。
力強いのに優しく語りかけるような歌声。
この曲は彼女が作ったわけではなく、既存のバンドの曲だが、彼女の声に合った雰囲気をかもし出している。
しばらく聴いていると、演奏が終わってしまった。
「どうかな?」
「素晴らしい歌声です。何故か…安心する気がします」
「安心か…」
彼女がそう呟いた途端、私の脳裏に弟の姿が浮かんだ。
そして咄嗟にこう続けた。
「例えば…故人が聴いたら成仏できるような…。そんな安心感です」
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